赤ちゃんに与える粉ミルク。だからこそ、安心・安全なものを選びたいという思いは、すべてのママ・パパに共通する願いではないでしょうか。
国産の粉ミルクは遺伝子組み換えや添加物が多いという問題があるため、まだ小さな赤ちゃんに与えるのは抵抗があるという方も多いと思います。
そんな中で注目を集めているのが「オーガニック粉ミルク」です。
本記事では、オーガニック粉ミルクのおすすめ商品6選や、オーガニック粉ミルクの特徴、国産のオーガニック粉ミルクがない理由、選び方、メリット・デメリットをご紹介します。
また、どうしても国産・日本製の粉ミルクを与えなければならないという場合、どれが1番マシなのかをリサーチしてみたのでこちらもぜひご参考くださいね!
おすすめのオーガニック粉ミルク6選!

ここからは、オーガニック粉ミルクのおすすめメーカー6選をご紹介します!ランキング形式ではなく、それぞれ素晴らしい粉ミルクなので、赤ちゃんに合いそうなものを選んでみてくださいね!

購入ボタンでは主に4箱セットをご紹介しています。
1箱だとまとめ買いに比べて価格が高く、送料もかかってしまいます。
とはいえ6箱や10箱買いだと1回の購入金額の負担が大きく、赤ちゃんに合わないと大人が飲んだり料理に使って消費しなければならなくなります。
保管場所もとらないので4箱買いはおすすめです♪
1. HiPP(ヒップ)オーガニック粉ミルク(ドイツ)
- EU認証取得の信頼性あるブランド
- 香料・着色料・保存料不使用
- プレバイオティクスなど消化に配慮した成分配合
HiPPはEUオーガニック認証を取得したドイツの老舗ブランドで、100年以上の歴史を誇ります。
乳牛の飼育から製造工程まで厳格な基準を守り、合成保存料・香料・甘味料不使用。
プレバイオティクスやプロバイオティクスを含み、赤ちゃんの腸内環境にも配慮されています。
バランスの取れた成分構成で、日本でも高い人気があるオーガニック粉ミルクです。
2. Holle(ホレ)オーガニック粉ミルク(スイス)
- ビオダイナミック農法を採用し、自然との共生を重視
- シンプルな原材料で赤ちゃんに優しい
Holleはデメター認証(ビオダイナミック農法)を取得する、自然派志向の強いブランドです。
原料はスイス・ドイツなどのオーガニック農場から調達され、シンプルで添加物の少ないレシピが特長。
山羊ミルクの粉ミルクも展開しており、アレルギー対応や消化が気になる赤ちゃんにもおすすめです。



末っ子が生まれてしばらくしてから湿疹が酷くなってきたので、Holleのヤギミルクを購入していました!ヤギミルクは牛乳に比べて消化の際に負担がかかりにくいといわれています。湿疹は酷くも治りもしませんでしたが、ヤギミルクは母乳に近いといわれていて栄養価も高いため、1歳頃まで飲ませていましたよ♪
我が家が購入していたヤギミルクは、ドイツポーターという個人輸入代行サイトです。すぐに発送していただき、いつも5日ほどで届いていたので本当に助かりました!
3. Baby’s Only Organic(ベイビーズオンリー)(アメリカ)
- USDA認証取得
- グルテンフリーやラクトースフリーのラインもあり、選択肢が広い
アメリカのNature’s One社が展開するUSDA認証取得ブランド。主に1歳以降の乳児を対象としており、グルテンフリーやラクトースフリーなど、アレルギー対応のバリエーションが豊富です。遺伝子組み換え不使用(Non-GMO)で、合成ホルモン・農薬も排除された成分設計が特徴です。
USDA認証を受けたオーガニックブランドで、Happy Baby Organic Formulaは鉄分・DHA・ARAなどの必須栄養素をバランスよく配合。母乳に近い成分バランスを意識し、乳児の成長をサポートします。アメリカの厳しい基準をクリアしつつ、手ごろな価格も魅力で、ナチュラル志向の家庭に人気です。
4.Happy Family(ハッピーファミリー) – アメリカ


Happy Baby Organic Formulaは、USDA認証を受けたオーガニックブランドで、A2ミルクを使用。
鉄分・DHA・ARAなどの必須栄養素をバランスよく配合していて、母乳に近い成分バランスを意識し、乳児の成長をサポートします。
アメリカの厳しい基準をクリアしつつ、手ごろな価格も魅力で、ナチュラル志向の家庭に人気です。



以下のボタンは『iHerb』というオーガニック製品を多く取り扱っている海外のサイトで、紹介コードを入力すると、割引きになります。
『AGJ1459』こちらの紹介コード、ぜひお使いくださいね!
リピーターの方は、20%OFFになるなどのお得になるプロモコードがXで紹介されていることがあるので、購入前にぜひ確認しましょう!
5.Bubs(バブズ) – オーストラリア
Bubsはオーストラリア発のオーガニックベビーフード&粉ミルクブランドで、A2たんぱく質使用やヤギミルク製品の展開で注目されています。
オーストラリアの厳しい食品安全基準に加え、NASAA認証(オーストラリア有機認証)を取得。
ホルモン剤・抗生物質・GMO不使用で、敏感な赤ちゃんにも配慮された設計です。
消化に優しいとされるA2たんぱく質や、乳糖不耐症への代替としてのヤギミルクタイプが人気。
世界的にも評価が高く、日本でも手に入るケースが増えています。



コチラの商品もiHerbなので、紹介コード『AGJ1459』を入力してお得に商品を購入してくださいね♪
6.Bellamy’s Organic(ベラミーズ) – オーストラリア


Bellamy’sはオーストラリア政府公認のオーガニック認証(ACO認証)を取得しており、100%有機農法による原材料を使用しています。
合成香料・保存料・着色料を一切使わず、母乳に近い成分バランスを追求した設計が特長。
乳糖を主な炭水化物源とし、DHA・ARAや鉄分、カルシウムなども強化され、赤ちゃんの発育をサポートします。
また、乳児から幼児まで月齢に合わせたラインナップが充実しており、パッケージもシンプルで使いやすいと好評です。
それぞれのメーカーの比較表
メーカー | オーガニック認証 | アレルギー対応 | 対象月齢 | 特徴 | 原産国 |
HiPP(ヒップ) | EUオーガニック | プレバイオティクスなど | 0ヶ月〜 | 腸内環境に配慮(プロバイオティクス配合)、香料・保存料不使用 | ドイツ |
Holle(ホレ) | デメター認証 | 山羊ミルクや低アレルゲン対応 | 0ヶ月〜 | 添加物が少なく自然派志向、ヤギミルクタイプもあり | スイス |
Baby’s Only | USDAオーガニック | ラクトース/グルテンフリー有 | 基本は1歳〜(乳児でも使用例あり) | グルテン・ラクトースフリーあり、1歳以上対象が中心 | アメリカ |
Happy Family | USDAオーガニック CCOF認定オーガニック | 独自の2つのプレバイオティクス | 0ヶ月〜 | 鉄分・DHA・ARA配合、母乳に近い成分バランス | アメリカ |
Bubs(バブズ) | NASAA認証 | A2プロテイン・ヤギミルクで低刺激 | 0ヶ月〜 | A2たんぱく質やヤギミルク使用、ホルモン剤・GMO不使用、消化に優しい | オーストラリア |
Bellamy’s | ACO認証 | アトピー等のアレルギーの原因の一つとされる添加物なし | 0ヶ月〜 | 100%有機原料、DHA・鉄・カルシウム強化、母乳に近いバランス設計 | オーストラリア |
オーガニック粉ミルクとは?


オーガニック粉ミルクとは、有機飼料で育てられた乳牛のミルクを原料にし、農薬、化学肥料、遺伝子組み換え飼料、ホルモン剤、抗生物質などの使用を避けて作られた粉ミルクです。
これらの製品は、EUやアメリカ、オーストラリアなどの厳格な有機認証をクリアしており、品質や安全性が高く評価されています。
さらに、製造工程でも合成保存料や人工香料、甘味料などを使用せず、赤ちゃんの消化吸収に配慮した成分設計がされています。
特に海外では、腸内環境を整えるためにプロバイオティクスやプレバイオティクスを配合している製品も多く見られます。
環境や動物福祉への配慮もオーガニック製品の特徴のひとつで、持続可能な子育てを目指す家庭に選ばれています。
なぜ国産のオーガニック粉ミルクはないのか?


現在、日本では完全なオーガニック認証を受けた粉ミルクは存在しません。理由としては以下のような点が挙げられます。
- 日本の有機JAS法では、粉ミルク製造に関する明確な基準が整備されていない
- 国産の乳牛の飼育において、完全なオーガニック基準を満たすことが難しい
- 安定供給やコスト面での課題
そのため、オーガニック粉ミルクを選ぶ場合は、主にヨーロッパやアメリカの製品が中心となります。
日本の有機JAS法では、粉ミルク製造に関する明確な基準が整備されていない
有機JAS認証は主に農作物や加工食品を対象としていますが、粉ミルクのような特殊用途食品には具体的な認証制度がまだ整っていません。
粉ミルクは複雑な栄養設計と衛生基準が求められるため、有機規格と製造工程を一体で評価する体制が整いづらいという課題があります。
国産の乳牛の飼育において、完全なオーガニック基準を満たすことが難しい
有機飼料を100%使用し、抗生物質やホルモン剤を使わずに育てた乳牛を安定的に確保するには、高度な飼育管理と広い放牧地が必要です。
日本の酪農は土地が狭く、集約的な飼育が主流なため、欧米のような大規模な有機畜産には適さない傾向があります。
安定供給やコスト面での課題
オーガニックの原料乳は生産量が限られており、価格も高騰しやすいです。
また、粉ミルクは年間を通じて安定した品質・供給が求められる製品のため、限られた原料で生産を続けるのは難易度が高くなります。
その分、製品価格も上がり、消費者の負担も大きくなってしまいます。
オーガニック粉ミルクの選び方のポイント


オーガニックの粉ミルクを選ぶ際のポイントを4つご紹介します。
認証マークをチェック
EUオーガニック認証、USDA認証など、信頼性のある第三者機関の認証があるかどうかを確認しましょう。これにより、厳格な基準をクリアした製品であることがわかります。
原材料を確認
主要なタンパク源がホエイかカゼインか、使用されている脂肪の種類、炭水化物源(乳糖やマルトデキストリンなど)を確認しましょう。赤ちゃんのアレルギーや消化力に合わせた選択が重要です。



初乳ではホエイの割合がとても多く、水溶性で消化に良いといわれています。カゼインは不溶性で長くお腹に留まるため消化に良くないとされているので、アレルギーの原因になるといわれています。
飲ませている粉ミルクで湿疹が出たなどの問題が起きたときは、使用されている原材料のなかに消化しにくいものが入っていないか確認してみましょう。
添加物や香料がないか
工香料、甘味料、防腐剤などが含まれていないか、ラベル表示をしっかり確認することが大切です。
特に「organic」と表示されていても、一部添加物が含まれているケースもあるので注意が必要です。
対象月齢に合っているか
粉ミルクには新生児期用、6か月以降用、1歳以上用など月齢ごとに設計された種類があります。成長段階に合った栄養バランスのもので構成されているので、月齢に合った粉ミルクを選ぶようにしましょう。
オーガニック粉ミルクのメリット・デメリット


オーガニックの粉ミルクは身体にやさしいのですが、デメリットもあります。
メリット
- 安心・安全な成分:農薬や合成添加物、ホルモン剤などの不使用により、赤ちゃんの健康へのリスクが軽減されます。
- トレーサビリティが明確:原料の生産地や生産過程が公開されている場合が多く、透明性が高いため信頼性があります。
- 環境にもやさしい:オーガニック農法は土壌や水質を守り、生物多様性にも配慮しているため、サステナブルな子育てを実現できます。
デメリット
- 価格が高い:通常の粉ミルクに比べて2~3倍以上することもあり、家計への負担になりやすいです。
- 手に入りにくい:日本では流通量が少なく、通販などに頼る必要があります。送料や輸入期間も考慮が必要です。
- 赤ちゃんに合うか試す必要がある:すべての赤ちゃんに必ずしも合うとは限らず、味や成分の違いで飲まないケースもあります。
国産・日本製の粉ミルクで1番マシなメーカーはどれ?


結論から言うと、1番おすすめの粉ミルクは、『和光堂のはいはい』です。
オーガニックの粉ミルクは、海外からの取り寄せになるため配送に時間がかかってしまいます。そのため、届く前になくなってしまうこともあり、国産のミルクで代用しなければならないこともありました。
また、オーガニックの粉ミルクは金銭的にも大きな負担となるので、日本製の粉ミルクで1番マシなメーカーを探している方もいらっしゃることでしょう。
和光堂の『はいはい』は、遺伝子組み換えはレシチンのみ。
ほかのメーカーの粉ミルクは、材料に遺伝子組み換えを多く使用していることが分かっています。長期的な安全性について不安なものがたくさん入っている粉ミルクを赤ちゃんに与えたくないですよね。
わたしの場合、以下のブログの画像を参考にいろいろ調べて『はいはい』で代用していました。ぜひ読んでみてくださいね!
アメブロ:来月から「遺伝子組換えでない」が消える。粉ミルクもみな遺伝子組み換え原料使うが、表示義務はなし。
まとめ


オーガニック粉ミルクは、赤ちゃんに安心して与えられる選択肢として注目されています。
日本国内ではまだ取り扱いが少ないものの、海外ブランドを通して高品質なオーガニックミルクを手にすることが可能です。
選ぶ際には認証の有無や成分、月齢対応などを確認し、赤ちゃんに合った商品を見つけてあげてください。
安全とやさしさを兼ね備えた育児ライフの一助になりますように。